天災と人災
11・3・11を忘れることの出来ない日となりました。今年の9・11が丁度10年を迎えます。米国で起きた9・11同時多発テロを思い出しても心が痛む事件でしたが、3・11は更にこれを上回る大きな事象となりました。東北三陸沖でM9.0と言う我が国最大の地震が起りました。
更にこの地震に伴う津波が東北・関東の太平洋側海岸に押し寄せました。震源に近い所では津波から避難する時間も足りませんでした。報道機関がヘリで送ってくる映像は正視に堪えませんでした。現在でも確認できた死者で1万人を超え、行方不明者は1万7千人を越えると言われています。
あれから今日で2週間になります。様々な事象が分かってきました。地震の揺れによる被害は地震の規模からは想像すれば大きくないようです。津波の被害が圧倒的でした。特に三陸地方では昔から平地が少ない為に農業より漁業が栄えていたのです。そのために少しずつ海岸近くへ街が形成されてきました。
今になってみれば過去三陸地方では津波による被害が繰り返されてきました。そして多くの犠牲を払って来たのです。古くから立てられた石碑が今でも数箇所残っています。それには此処まで津波が来たと言う証拠なのですが、それが寂しく立っている様には言葉を失います。
近代になって防潮堤をつくり安心していた所へ今回のような大津波には何の力にもなっていませんでした。メディアにおいては「想定外」。「未曾有」等という言葉で止む無しの論調が賑わしていますが、前述の石碑の教えをいつの間にか忘れて、地震学者等の研究結果で済ませていたのは天災というよりは人災に近いものではないでしょうか。
加えて現在進行形の福島第一原発事故がこれからどのように進むか見当も付きません。我が国のような地震大国が原発を持つ為には、安全に対するコストが大変なのでしょうが、独占的な民間企業が経営する事の難しさが証明されてしまいました。何重にも構築されたバックアップシステムが津波で全てを失ってしまう事になりました。
中には津波の被害について言及した意見もあった様ですが、少数意見で程々にされてしまったのが今回の事件でしょう。まさに天災から人災へと繋がる事象です。これから復旧へ向かうに当り人災にならないような抜本的な取り組みが求められますが、既に既得権益集団があちこちで動き始まっています。これこそが最大の人災発生源なのです。
追加:人災の証明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110326-00000070-mai-soci


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